【2019年】自動車税のクレジットカード納付 意外にも少しお得でした

2020年05月15日税金・保険・年金, くるま

5月といえば、そう、自動車税の季節。(笑)
期限も近いので納付手続をサッサと済ませたわけですが、その時に納付方法の比較をしてから手続きしたので、その内容を紹介します。

2020/05/15更新
2020年の自動車税納付について更新しました。

自動車税の納付額を算出してみた

ゴールデンウイーク明けに自動車税の納税通知が届きました。
納付期限は5/31。僕の車は2000ccなので、納付額は 39,500円 になります。

自動車税がクレジットカードで納付できることは知ってたんですが、「決済手数料がかかって高くなる」ということから、「そりゃぁ損だよね」ということで、クレジットカード納付は避けてきました。
これまでは、少しでも得しようと、確定申告と同様にnanaco支払いでやってきました。
ですが、近年はnanacoチャージの還元率が下がり続けていることもあり、現時点における支払額をちゃんと計算してみることにしました。

nanaco納付の場合

nanacoチャージに使うクレジットカードは、ヤフーカードを使っています。チャージ時のポイント還元率は 0.5% です。
リクルートカードの方が還元率1.2%と高いのですが、ポイントの使い道が僕には合わない(Pontaを使ってない)ので、現在のところ利用していません。
支払額を計算してみると、以下のようになります。

 39,500円(納付額) - 197円(0.5%分)(端数切捨) = 39,303円

クレジットカード納付の場合

僕が住んでいる東京都の場合、クレジットカード納付だと決済手数料がかかって、その額は1万円ごとに73円(税別)になります。
決済手数料は都税のサイト(都税クレジットカードお支払いサイト)で試算ができます。やり方は、納税額を入力して「試算」ボタンを押すだけ。やってみたところ、315円 と出ました。

納税額試算の画像

僕が普段利用しているクレジットカードは、P-oneWizカードで、還元率が 約1.5% になります。(正確に計算すると 1.495% になるようですが…)
ここから支払額を計算してみると、こうなります。

 39,500円(納付額) + 315円(決済手数料) - 597円(1.5%分)(端数切捨) = 39,218円

比較すると、

 39,303円(nanaco納付時) - 39,218円(クレカ納付時) = 85円

若干ではありますが 85円 ほど、クレジットカード納付の方がお得なことがわかりました。

じゃぁ、損益分岐点は?

 nanaco支払の還元率0.5%
 クレジットカード支払の還元率1.5%
の場合はクレジットカードの方がお得なことはわかりましたが、これ以外の場合はどうなんでしょう?
ということで少し掘り下げてみます。

nanacoチャージでポイント還元されるカードは少なくて、2019年5月の時点では以下の4種類だけのようです。
 ・リクルートカード  … 1.2%
 ・ヤフーカード    … 0.5%
 ・セブンカードプラス … 0.5%
 ・ファミマTカード  … 0.5%

リクルートカードの還元率は突出しているので、リクルートカードを使っている人は、nanaco支払の方がお得になるはずです。
じゃぁ、僕も含め還元率 0.5% のカードを使っている人はどっちがお得なのでしょう?
クレジットカード還元率の損益分岐点を算出してみることにします。

要は、クレジットカード支払とnanaco支払で同額になる場合を考えます。

 納付額 - nanaco還元分 = 納付額 + 決済手数料 - クレカ還元分
 39,500円 - 197円 = 39,500円 + 315円 - ?円
      39,303円 = 39,815円 - ?円
        ?円 = 39,815円 - 39,303円
        ?円 = 512円

ということで、クレジットカード還元分の金額が 512円 となる場合、nanaco支払と同額になることがわかりました。この時の還元率を算出してみると、

 512円 ÷ 39,815円 = 0.0128594750…
 ≒ 1.286%

結果、約1.3% あたりが分岐点のようです。

nanacoチャージの還元率が 0.5% の場合、
 クレジットカードの還元率が 1.3% 以上なら、クレジットカードの方がお得
ということがわかりました。

今年はクレジットカードで納付手続きしました

ということで、僕の場合はクレジットカード納付の方がお得だとわかったので、今年はクレジットカードで納付にすることにします。
手続きは、都税クレジットカードお支払いサイトで行います。
やり方はカンタンで、画面の指示にしたがって進めていくだけです。
納付書に書かれている番号(納付番号/確認番号/納付区分)と、クレジットカード情報を入力するだけで、ものの数分で手続きは完了しました。

自動車税納税時の画像

まとめ

決済手数料がかかるので損するものだと思っていましたが、計算してみるとクレジットカード納付でもお得な場合還元率が 1.3% 以上の場合)があることがわかりました。
とはいえ、これらはクレジットカードの還元率によって異なるので、使っているクレジットカード次第でいくらでも変わります。
また、クレジットカードによっては「納税はポイント還元対象外」となっている場合もあるようなので、自分が使っているカードの還元対象を確認するようにしてくださいね。
僕の場合はクレジットカード納付がお得でしたが、nanacoチャージの還元率が高ければnanaco支払いの方がお得になるはずです。

今後、手数料や還元率は変更になることも十分考えられますので、手間ではありますが、毎度どちらがお得か計算したうえで手続き方法を選んだ方がよさそうです。