約2万円お得に 国民年金の2年前納手続きをしてきました

2019年03月22日税金・保険・年金

会社員をリタイアしたとき、厚生年金から国民年金に切替しました。
その国民年金は前納すると割引があるのでお得です。
昨年は、手続きしようと思った時にはすでに申請期限が過ぎてしまっていたので断念しましたが、今年は満を持して手続きをしてきました。

そもそも国民年金は払う?免除する?

リタイア生活は年収が激減しますから、支出はできる限り抑えたいところです。
国民年金は年収が少ない場合を考慮した「免除」の制度があって、収入額によって「全額免除」「1/4免除」「半分免除」「3/4免除」の4種類の免除額が設定されています。

免除は一見するとお得に感じますが、デメリットもあります。
いちばんのデメリットは「免除を受けると将来の年金額が減額される」こと。

リタイアした方の中には「免除」されている方もいるようですが、僕は将来の年金額を確保するために全額納付しています。僕のように独身だと、将来のことを考えると「老後において無条件にもらえる収入額」というのは多いに越したことがないからです。

ほかにもiDeCoや国民年金基金に加入して、少しでも入ってくる額を増やす策を講じています。

国民年金の納付について

国民年金の納付は「毎月納付」「6ヶ月前納」「1年前納」「2年前納」の4種類あります。
2年前納は2017年からできるようになったようです。

納付額については、日本年金機構のサイトに掲載されていましたので、どのくらいお得なのかを算出してみました。

毎月納付の場合

今年と来年では月額の納付額が異なるようで、2年分の納付額は以下になります。
 (31年度 16,410円×12ヶ月) + (32年度 16,540円×12ヶ月) = 395,400円
これが基準額になります。

口座振替の場合

銀行口座からの振替で前納すると、納付額が割引されます。

前納期間 1回納付額 1回割引額 割引率
6ヶ月前納 97,340円 ▲1,120円 3.98%
1年前納 192,790円 ▲4,130円 2.09%
2年前納 379,640円 ▲15,760円 3.98%

現金・クレジットカードの場合

現金やクレジットカードによる納付の場合、割引が若干少なくなります。

前納期間 1回納付額 1回割引額 割引率
6ヶ月前納 97,660円 ▲800円 0.81%
1年前納 193,420円 ▲3,500円 1.77%
2年前納 380,880円 ▲14,520円 3.67%

現金の場合は上記の割引となるわけですが、たいていのクレジットカードにはポイント還元があります。
ポイント還元分を0.5%、1.0%、1.5%の3パターンを算出してみます。

前納期間 1回納付額 0.5%還元 1.0%還元 1.5%還元
6ヶ月前納 97,660円 ▲488円 ▲976円 ▲1,464円
1年前納 193,420円 ▲967円 ▲1,934円 ▲2,901円
2年前納 380,880円 ▲1,904円 ▲3,808円 ▲5,713円

僕が利用しているクレジットカードは還元率1.5%なので、割引額の合計を算出してみると、
 14,520円 + 5,713円 = 20,233円
毎月納付と比較した総割引率は
 20,233円 ÷ 395,400円 = 5.11%
5%割引は、かなりの率ですね。

ちなみに、1%の場合、0.5%の場合はそれぞれ以下のようになります。
 (14,520円 + 3,808円) ÷ 395,400円 = 4.63%
 (14,520円 + 1,904円) ÷ 395,400円 = 4.15%

2年前納手続き

手続きは超カンタンです

これだけお得な国民年金の前納制度ですが、前納するには手続きが必要となります。
クレジットカード関連の手続きに時間が必要なためか、手続きの期限は2月末。ということで、先週のうちに年金事務所へ行って手続きをしてきました。
とはいえ、その手続きはとても簡単で、所定の書類を年金事務所に出すだけです。
この用紙(申出書)は日本年金機構のサイトに 「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」 のPDFが公開されていますので、ここからダウンロード&印刷すれば大丈夫です。

僕はプリンタを持っていないので、印刷をコンビニでやると費用が掛かってしまうため、年金事務所へ直接行って、用紙をいただいて、そこで記入してきました。

用紙は郵送でも大丈夫で、その場合は本人確認資料は不要です。でも年金事務所の窓口で手続きする場合は本人確認資料が必要でした。写真つきのものなら1種類、写真のないものであれば2種類が必要です。金融機関でする本人確認と同じですね。

用紙に記入して、窓口の方が記入内容を確認、これまでの納付状況の確認があって、手続きは終了です。
所要時間は5分くらいでしょうか??

この後、年金機構の方で手続きが進み、数週間後に完了を知らせるハガキが届くのだそうです。
またクレジットカードに問題があって手続きNGとなった場合も、その旨を知らせるハガキが届くとのことでした。限度額が足りなかったり、有効期限が切れていたりするとダメなようですが、クレジットカードの過去利用にキズがなければ問題ないでしょう。

「結果は数週間後」というのが、何かの当落発表みたいですね。

クレカの有効期限が切れたらどうなるの?

手続きの時に気になったので、窓口の方に1つ質問させていただきました。

あき「クレジットカードの有効期限を過ぎてしまった場合はどうなるんですか?」
窓口「カード情報の洗い替えをしてくれる業者の場合は手続きはいらないのですが、そうでない場合は、また改めて手続きしていただくことになるんです……」
あき「おぉ。それはメンドクサイ…」
窓口「こちらにあるカード会社であれば大丈夫なんですが…」

ということで、1枚の紙をいただきました。

日本年金機構_手続不要なカード会社一覧

ここにあがっている19社には、僕が利用しているカード会社は入っていませんでした。

今回の手続きに利用したカードの有効期限は2022年。あと2回は大丈夫。その後は不明…。
期限を迎えた時点で再度確認するとしても、同様の手続きがまた必要だと思っていた方が良さそうです。

クレジットカード前納の注意点

割引率も高く、お得だらけなクレジットカード2年前納ですが、注意しなければいけないこととすれば、以下になるのではないでしょうか?

 ・一括でないとダメ
 ・カード限度額が低いとダメ
 ・一度に高額が引き落とされる
 ・カードによってはポイント還元対象にならない

2年前納となると約40万円になるので、それが支払可能なカードでないといけません。払えるとしても、それが引き落とされるまでは利用可能額がその分減りますから、「払えるカード」ではなく「払っても余裕があるカード」でないとダメです。

また、カードには「ポイント還元対象外」な項目が設定されている場合があります。電子マネーのチャージや保険料が対象外になっていることはよくありますので、還元対象かどうか事前に確認した方がいいです。

納付額は高額になりますから、対象外だったらダメージ大ですね。

まとめ

資金に余裕があるのであれば、国民年金の前納、特に2年前納はおすすめです。その中でもクレジットカードによる納付が割引率が高く、とてもお得なことがわかりました。
とはいえ、注意点としてあげたとおり、一括支払のため一度に高額の引き落としとなりますし、カードによっては還元されない可能性もあります。

僕の場合は、残り20年近くある納付です。
事前調査をしっかりしたうえで、お得に納付していきたいです。

2019/03/22追記 結果が出ました