【確定申告】【2018年】確定申告のあとの所得税納付 nanacoで支払えますよ

2020年02月26日税金・保険・年金

みなさんは、確定申告したあとの所得税納付はどうしていますか?
窓口での現金支払、口座振替、クレジットカード、あたりが主な方法ですが、僕はnanacoで支払いしています。

ちょっとひと手間をかければnanacoで支払うことができるので、その方法を紹介します。

2020/02/26更新
2019年分の確定申告をして、無事にnanacoで支払いできました

確定申告後の所得税をnanacoで納付する方法

確定申告でもらう納付書にはバーコードがついていない

税務署に行って確定申告書類を提出すると、銀行や郵便局で納付するための納付書がもらえます。
僕の場合はe-taxで確定申告していますが、電子納税や口座振替の手続きをしていないので、だいたい1月ごろに金額が未記入の納付書が郵送されてきます。
確定申告の手続きを済ませて納税額が確定したら、その金額を納付書に手書きで記入します。

金額記入前の納付書の写真

金額を記入した納付書を銀行や郵便局の窓口に持って行って、手続きすれば納付完了となるのですが、これだと額面どおりの納付となってしまい、得することは何もありません。

税金ってコンビニ支払できますよね?

ほかの税金として、例えば固定資産税や自動車税などがありますが、これらの税金はバーコード付きの納付書が郵送されてきます。
僕は、これらの税金はYJカードからチャージしたnanaco(ナナコ)で支払をしています。
支払う金額は変わりませんが、YJカードからのチャージでTポイントが0.5%分貯まるので、この分だけお得になります。

税金が安くなる手段というのはほとんどありませんから、この方法はおすすめです。
だだ、この方法を使うにはコンビニで支払をするための「バーコード付きの納付書」が必要となります。確定申告後の納付書はバーコードが付いていませんので、この方法を使うことができないんです。

税務署でバーコード付き納付書を発行してもらえます

そのままではできないんですが、実は税務署でお願いすればバーコード付きの納付書を発行してくれるんです!

これを知ったきっかけは「予定納税」でした。
数年前、年に20万弱の所得税を払っていた時期がありまして、そのころは「予定納税」の納付書が郵送されてきていました。年2回送られてきて、たしか6月と10月ごろだったかと思います。
予定納税というのは、税額が15万円を超える場合、1回に納付する額が多くならないように3回に分割して納付するように言われることです。(参考:国税庁-予定納税

郵送されてくる予定納税の納付書には、バーコードが付いているんです。当然ながらコンビニで支払えます。nanaco支払いできるんです。
それまでは「所得税はコンビニで払えない」のかと思っていたのですが、予定納税は所得税の一部を前払いしているだけです。

 予定納税(所得税の一部前払い)はコンビニ納付OK。
 確定申告後の所得税納付はコンビニ納付NG。

そんなわけないよね、同じ所得税なんだから……。
ということで、確定申告したあとに税務署の窓口で聞いてみたんですよ。

 あき「予定納税の納付書みたいに、バーコード付きの納付書にしてもらうことってできるんですか??」
 窓口「あ。できますよ」
 あき「なんですと!」

これをきっかけに、確定申告後は税務署まで行って、バーコード付きの納付書を発行してもらうことにしています。

今年も税務署へ行ってきました

今年もe-taxで確定申告の手続きをしたあと、管轄の税務署まで歩いて行ってきました。
金額を手書きした納付書を窓口に出して、

 あき「すいません。コンビニで支払したいのでバーコード付きの納付書にしてほしいのですが…」
 窓口「わかりました。しばらくお待ちください」

で、ものの1分くらいでバーコード付き納付書を出してくれました。
(黒塗りの箇所は個人情報になります。ご了承ください…)

バーコード付き納付書の写真

左下の大きな黒塗り部分がバーコードになります。(バーコードには納税金額や整理番号などが含まれているので、黒塗りにせさせていただきました)
そして、これを使ってセブンイレブンで例年どおりnanaco(ナナコ)で支払いしてきました。これで今年の確定申告も完了です。

実は納付書を分けることも可能です

ちょっとした裏技として、もうひとつご紹介します。
税務署でバーコード付き納付書を発行してもらうとき、金額を分割して複数枚にしてもらうこともできます。(過去に経験アリです)

例えば金額が5万円を超えていてnanaco1枚で支払いする場合、センター預かり分の額もあわせて使わないと支払できません。
レジの操作としては、
 ・いったんnanacoの全額を支払い
 ・その会計をいったん保留にする
 ・nanacoの残高確認をする(センター預かり分をチャージ)
 ・保留した会計を戻す
 ・残りの額をnanacoから支払い
といった少し複雑な操作をお願いすることになります。熟知している店員さんならいいのですが、ご年配の方がレジをしていたりすると、この操作ができなくて…なんてことが起きたりします。(これも過去に経験アリです)

ですので、金額が5万円を超えていたときは、2枚に分けて発行してもらっていました。
税務署の窓口でバーコード付きの納付書を発行してもらうときに、

 あき「金額を5万円と、その残りで、2枚に分けてください」

といった感じで、あわせてお願いすれば大丈夫です。
今年は5万円を超えていなかったのでやりませんでしたが、今後も5万円を超えた場合は納付書分割するつもりです。
かなり使える技なので、ぜひ試してみてください。

まとめ

今回は、確定申告後の所得税納付をnanaco(ナナコ)で行うためのひと手間として、「税務署に行ってバーコード付き納付書を発行してもらう」ことを紹介させていただきました。
また、納付書を複数枚に分けることについては、その後のコンビニでの支払いの時に「店員を選ばずに済む」のでかなりオススメです。納税額が多めの方はぜひ一度お試しくださいね。

いずれにしても、僕の場合は税務署が徒歩圏内にあるのでこの方法が可能なのですが、税務署が近くにない方や確定申告の際に税務署へ行く必要がない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は、税務署までの往復にかかる交通費のせいで、かえって損になってしまうことも考えられますので、そうならないように注意してくださいね。